横浜でひとり暮らしやファミリーの賃貸・部屋探しをするなら!知っておきたい基礎知識
初めての部屋探し基礎知識
さて、まずはこれから部屋探しを始めようという方に向けて、横浜で賃貸を探すときに押さえておきたい基礎知識について説明したいと思います。不動産関連の知識は誰でも最初は素人です。希望の物件に出会うまでにいろいろな経験をして知識を吸収していくものなので、物件を探しながら少しずつ覚えていってみてくださいね。
ここでは例としてマンションについて取り上げてみます。マンションで部屋を探す場合、知っておきたいのが管理費や共益費の存在です。文字だけを見てもいろんな「◯◯費」があって、どれが何に使われるのかさっぱりわかりませんよね。管理費や共益費というのは、マンションの共有スペースで用いられる費用を指します。清掃費・修復費・維持費・管理費などがまとめてこのように呼ばれているんです。
ほかに初めてだと見逃しがちなのが、賃貸は2年ごとに契約更新が発生することが多いということです。短期間での利用を検討している場合、賃貸は適さない場合もあります。そのため、半年や1年といった2年未満での利用ならマンスリーマンションを選択肢に入れて考えてみるのもいいかもしれませんよ。
お部屋契約の初期費用について
そして誰もが部屋探しをする際に意識するのが敷金や礼金ですよね。ただ、初期費用としてかかるそれらのお金が一体なんのためなのか、どの程度かかるものかは曖昧な方も多いのではないでしょうか。
賃貸で部屋を借りる場合、初期費用としては以下のようなものが考えられます。
ただ関東と関西では少し仕組みが異なっており、関西には関東の敷金・礼金に近いものとして保証金・敷引きが存在しています。
- 敷金
- 賃貸契約時に支払う部屋の修繕費。家賃滞納に備えた費用。退去時、それまで何も問題がなかった場合は半額が返還されることが多い。
- 礼金
- 賃貸契約時、大家さんに家賃の1ヶ月分相当を入居させてもらう感謝として支払う。
- 保証金
- 賃貸契約時に支払う部屋の修繕費。家賃滞納に備えた費用。敷金と違い返還はされないことが一般的。
- 前家賃
- 契約した月の翌月分の家賃を前もって支払っておく。
- 仲介手数料
- 仲介を頼んだ不動産会社に家賃の1ヶ月分と手数料を支払う。
- 火災保険料
- 賃貸では加入することが義務づけられている。2年契約が一般的。
- 鍵交換費用
- 入居する部屋に前の利用者がいた場合、鍵を変更するときに発生。
一人暮らしの初期費用について詳しくはこちらをごらんください。
一人暮らしの初期費用は平均いくら?費用を抑えるコツは?入居審査や申込の注意点
ここまで入居が決まったらこんな費用がかかる、というものを紹介してきましたが、そもそも入居には審査に通らなければいけません。入居審査は通らない方は何回やっても通らない、なんてことがあるので、うまくいかない場合はなぜ審査に落ちているのかをよく確認する必要があります。
入居審査は多くの場合、以下の項目がきちんと達成できていればスムーズに進みます。
- 物件の家賃に対する収入条件を満たしている
- 親族が連帯保証人になっている
- 勤続年数が長く安定した職業に就いている
- クレジット等の滞納歴がない
逆に、家出をしてひとり暮らしをするのに部屋を探しているなどで親族に連帯保証人になってもらえないと審査に通らない・・・といったケースもあります。水商売や創設間もないベンチャー企業の役員、フリーター、契約社員なども職業的に不安定と見なされ審査には通りにくいです。
契約者が学生など、仕事をしていない方の場合は、通常両親が保証人となります。親族に保証を頼みにくい場合や、両親が保証人になれない場合は保証会社にお金を支払って、保証人となってもらいます。その保証金額は1万円~家賃の70%分など、会社によって大きく開きがあります。
そして、お宝物件がすぐになくなってしまう賃貸では、先行申込という仕組みを知っておくと有利に物件探しを進めることができますよ。先行申込とは、まだ前の住人が住んでいる状態やまだ未完成状態の物件の内見予約です。これはすでに申込があっても2番目、3番目で申込できます。ただし先行申込とは別に先行契約というものもあり、こちらは内見する前に契約が完了してしまうため、間違えないよう注意が必要です。
見るべきお部屋の重要ポイント
部屋探しを行うときは、金額が安い・立地が良いという条件だけでは決められません。セキュリティや間取りなど、譲れないポイントを絞り、最低3軒は内覧してから決めることをおすすめします。気を付けたいポイントには、以下のようなものがあります。
- 洗濯機置き場(屋外・室内)
- お風呂・トイレはユニットバスか別々か
- 駐車場・駐輪場があるか(値段もチェック)
- オートロックの有無
- 周辺環境のチェック(街灯や治安面)
- 付近にスーパーやコンビニがあるか
- 収納は十分にあるか
- 壁や床が薄すぎないか(騒音問題)
- ペット飼育の可否
- 駅から遠すぎないか
- エアコンはついているか
- インターネットの使用可否(値段もチェック)
- 宅配ボックスの有無
- 窓を開けた際のプライバシーの確保
当然、必要な条件が多いほど家賃も高額になってきます。家賃と条件を照らし合わせたときに、ちょうど妥協できる点はどこだろうと検討していくとスムーズに家探しができます。